以下、実写映画の傷とか服について特に根拠のない私見をああだこうだ語ってます。
数枚しかないカードを見ながらの妄想なので、間違ってることも多いと思います。
そして本当にどうでもいい内容です。
閲覧どうぞご注意ください。
実写化が決まってからずっと気になっていた杉元の傷。
蓋を開けてみたらちゃんと傷痕で本当に良かった・・・んだけど、なんだか迫力に欠ける気がする。
右頬の傷、原作では直線なのに、どうしてこの軌道にしたんだろう。
最初に見た時音叉かと思っちゃいました。
めっちゃ似てません?
杉元の顔には横縦縦と3本の傷がありますが、それぞれ一筋で描かれているので、私は最初全て一刀でついた刀傷だと思っていました。
でもよく考えたら、この顔を横断している長い傷を一刀でつけるのはちょっと難しいかも。
顔の凹凸に沿ってゆっくり顔をなぞるように斬ったらいけるかもしれないけど、戦場でそんなことしてるヒマはなさそうです。
もしかして左右別々についた傷がつながって見えてるのかしら?
そう考えるにはきれいすぎる一筋ですが、二階堂の散弾銃でふっとばされたほっぺの傷が最終話で元々あった傷と一体化してたので、絶対ないとは言い切れない。ような気がする。
仮に別々についた傷だとすると、左側はさておき、右側の傷は刀傷ではないかもしれない。
だってもし刀傷だったら、こんなきれいなYではなく、勢いあまってXとか、逆に長さが足りなくて全く交差しない傷になるんじゃないかと思うんですよね。
じゃあどうやってついた傷なのよというと、例えば爆風とかなんかの破片が飛んできて顔の皮が裂けてはがれちゃったのを再びくっつけた・・・とか?
あくまで可能性のひとつとしてそんなことを考えていたのですが、賢人くんの顔に刻まれた傷を見て、もしかしたら実写映画のスタッフの方もこの傷を刀傷とは思っていないからこの軌道にしたのかなと思いました。(妄想)
でもこの登場人物の写真見たらまさかの直線。
うーん、これはどういうことなんだろう。
メイクさんふたりいて、それぞれの理想の傷を描いてしまったのかな??
でもまぁ直線でもこれなら「はがれた傷」に見えないこともないか。
なにはともあれ、やっぱりこの傷は直線の方が絶対イイ!
ところで杉元の顔の傷って戦争に行って早々についたらしいですね。
この傷を早めにつけた理由は、戦場で第七師団とニアミスしていたのが杉元だって読者がすぐにわかるように、でしょうか。
なにせ戦場にいる全員が、基本的には軍服+軍帽+丸刈り。
第七師団の面々は顔面になにかしらの個性的なパーツをお持ちですが、杉元はイケメンゆえぱっと見で判別できる特徴的ななにかがあるわけではない。
しかし傷があれば読者は「これは杉元だ」とすぐわかります。
ただ、第七師団のみんなは杉元に会ってたことに気付かなかったみたいですね。
戦場では顔に傷のある兵士は珍しくなかっただろうし、谷垣は杉元のことを「顔もわからないくらい真っ黒だった」って言ってたから仕方ない。
もし杉元が当時からこの逆立った髪型してたら気付いたかもしれません。
やっぱり髪型のシルエットって大事。
北海道に戻ってからは、杉元、尾形、谷垣の除隊組(脱走組?)はベースの軍服に各自アレンジを加えていて、ゴールデンカムイの登場人物のキャラデザって本当によくできているなと思います。
杉元のマフラーは小樽に来てから買った舶来ものだそうですが、コートも同じタイミングで買ったのでしょうか。
少なくとも軍からの支給品ではなさそうですね。
賢人くんの服装を見ても、買って間もないコートやマフラーに比べ、軍帽はボロボロで薄汚れています。
そういや「刑事コロンボ」を撮影する時、コロンボのトレードマークであるヨレヨレのトレンチコートを表現するために新品のコートを車で何度も轢いたと聞いたことがあります。
特に軍帽は杉元が二代目オーナーなので、相当念入りに痛めつけてこのクオリティを表現したのだと思います。
この軍帽、漫画読んでいる時、私はてっきりツルツル素材だと思っていたのですが、ゴールデンカムイ展で現物見たらケバケバしたフェルトみたいな素材だったのでびっくりしました。
実際はウールとのことですが、質感って漫画とかアニメ観てるだけだとわかんないもんですね。
色が思ったより明るいレモンイエローだったのも意外でした。
軍隊って迷彩服とか着てるイメージなんで目立たない方がいい気がしますが、当時の戦い方からして、敵か味方かすぐに判断できるようにすることが大事だったのかもしれません。
この部分「鉢巻」って名称だそうで、もしかして運動会とかで鉢巻の色で組み分けするのってここからきてたりするのかな?
数ある色の中から黄色組を選んだ理由、今度北鎮記念館に行った時に聞いてみたいと思います。
くたびれた杉元の軍帽に比べ、鶴見さんの額あては真っ白で手入れが行き届いています。
鶴見さん、お風呂に額当てつけて入ってたから、頭と一緒に洗っていたのでしょうか。
あ、だから革の部分がヘタっているように見えるのか!
革って濡らすと良くないっていいますもんね。
実写映画、色々こだわって作られたみたいなので、もしかしたらこういうところまでリアルを追求しているのかもしれません。
鶴見さんの撫でつけられた髪のつやが今っぽくないのも、当時のポマード的なものでセットしているからかなぁ。
・・・それはさすがに深読みしすぎか。
映画公開日に制作秘話が記されたビジュアルブックが発売されるそうですね。
今回ああでもないこうでもないと妄想を書き散らかしましたが、ひょっとしたら答え合わせができるかもしれません。
部分点がもらえたとしても結局5点、みたいな妄想話にお付き合いいただきありがとうございました。
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