ゴールデンカムイだらけ

ゴールデンカムイにおける自分的萌えポイントを書いたり描いたりする二次創作ブログです。

アニメゴールデンカムイ第六話「猟師の魂」

現在アニメ第一期再放送中ですが、未視聴でこの記事をご覧になる方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単ですが最初にあらすじをご紹介いたします。

あらすじ

前回仕留め損ねた鹿を追う杉元とアシㇼパさん。
手負いながらも懸命に生きようとする鹿に戦争で命をかけて戦っていた自分を重ね、ここぞという時に迷いが生じて撃つことができない杉元。
結局レタラのフォローにより仕留めることに成功しました。
鹿肉を持ってクチャに戻ると、白石が待っていました。
刺青の囚人二瓶鉄造がここ小樽にいて、レタラのことを狙っているという情報を持ってきたのです。
二瓶は猟師料理(ニヘイゴハン)を食べながら、軍に戻るか故郷に帰ってマタギになるか迷っている谷垣に、オオカミ(レタラ)の毛皮を持って故郷に帰るよう諭します。
レタラを狙う二瓶を見つけた杉元たち三人。
アシㇼパさんの機転でレタラが撃たれるのは阻止しましたが、狩りを邪魔されて怒り心頭の二瓶と、刺青がほしい杉元(と白石)が命をかけて対決します。

原作だと、第3巻第23話「猟師の魂」~第27話「殺しの匂い」の内容がこの第六話になります。

独断と偏見でご紹介する見所や個人的感想など

ゴールデンカムイの放送基準がわからなくなる今回。
二瓶が勃起勃起言うから、漫画読んでる時も、アニメ観てる時もこれ大丈夫なの?と心配しましたが、この後起こる色々に比べたら全然たいしたことはなく、今や威勢の良い掛け声くらいにしか思えなくなりました。
鹿のオソマはそのまま描かれているのに、レタラのにはモザイクがかかってるのも不思議。
確かにここで白石スタンプはおかしいけど、際どい場面も多いゴールデンカムイでモザイクかかったのってレタラのオソマだけじゃないでしょうか。


アシㇼパさんがスノボみたいに杖を使って滑り降りていくシーン、とってもかっこいいんですけど、物理的には無理で実際は靴で滑っていたらしいですね。
でもこれを見たらがんばればできるんじゃないかと思ってしまいます。
そのくらいリアルで迫力のある絵面。


大塚明夫さん、ずっとブラックジャックのイメージ(古くてすみません。ブラックジャック大好きでして)だったんですけど今は二瓶鉄造です。本当にぴったり。
谷垣が全然しゃべらないもんだからほぼ二瓶の一人語りなのにこの自然さ・・・さすがです!!


杉元は未だに心が戦争から帰ってこれてないようですが、この頃はもっと心の傷が生々しかったと思われます。
常に死と隣り合わせだったので、死を身近に感じる一方、死から逃れようと必死になったり。
なかなか死の呪縛から抜け出せないでいる時に、この鹿の生きざまに触れ最期まで見届けることで、自分は今生きていることを実感できたのかなぁと思います。
ここはもうちょっと違う解釈もありそうな気もしますが、とにかくアシㇼパさんが杉元のモヤモヤした気持ちに方向を示してくれたのは間違いない。
第七師団から物理的に救い出し、精神面でも導いてくれる救世主。
そりゃ離れられませんよね。

谷垣もまた、戻る場所と役目を模索している状況でしたが、二瓶に出会ったことで、答えが見つかりそうです。
迷ってる時に、背中を押してくれる人生の先輩、ありがたい。
戦争行ってたから当たり前なんですけど、谷垣も人を殺したことあるんですね。
谷垣真面目で優しいし、杉元みたいに急に暴力的になることないから忘れてました。
戦争・・・良くない。


この回は、リュウがとってもかわいいです。
オオカミの気配にびびって歩けなくなっちゃったり、しょんぼりしたり、かわいいお尻見せてくれたり。
レタラが来るのを見張っている時、原作では谷垣と同じ毛布にくるまってるだけですが、アニメだと谷垣がおんぶしてあげてるみたいです。
確かに足を負傷して歩くのにストックを使っているくらいだから、抱っこは厳しい。
このシーンの谷垣、すっごく優しい顔でリュウのこと見るんですよ・・・。
ここまでの谷垣って思いつめた顔してることが多いのに、急にこの笑顔。ずるい。
私は底抜けに明るいキャラよりちょっと闇をかかえているキャラの方が好きなので、ゴールデンカムイを読み始めた時は谷垣を推していたんですが、谷垣の毒は徐々に抜けていきました。谷垣にとっては大変喜ばしいことです。
一方主人公の杉元は回を追うごとに闇の深さが露見していき・・・。
というわけで、今は杉元推しです。
あ、でも谷垣とキロランケのおかげで興味のなかった胸毛もいいもんだと思うようになりましたよ!


杉元とアシㇼパさんと白石の三人がチタタプしながらワイワイしてるの、本当に微笑ましいですね。
これが房太郎の言っていた居場所なんじゃないかしら。
それにしてもアシㇼパさん、なんで白石にだけこんなに暴力的なの?

ところで、この「俺が死んだらアシㇼパさんだけは俺を忘れないでいてくれるかい?」ってやつ。
小林さんのイケボで聞くと一層男前なんですが、アシㇼパさんへの告白のようでもあり、フラグのようでもあり。
アシㇼパさんを泣かせるようなこと、しないでおくれよ不死身の杉元!


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心配するアシㇼパさんを気遣う言葉をかけつつ、金塊の情報を聞いてギラギラを増す杉元。
・・・これは口元の笑みを隠してたりする?
この時は、まだ梅ちゃんのために金塊を見つけるぞ!という気持ちの方が強かったんでしょうね。


ゴールデンカムイの流血シーンには寛大なワタクシですが、さすがにこれは痛い!と思ったのが、この二瓶の指が落ちるところと、二階堂と稲妻の指が撃たれて吹っ飛ぶところ。
手を負傷したらその後の生活が不便だろうなぁとか考えちゃって、余計痛く感じます(こういうところでも暴走する妄想癖)。
原作だと皮一枚でつながってぷらーんてなってる指もあって、余計あいたたたたたです。
杉元がこうなってる可能性もありましたが、手刀で回避。
すかさず銃剣で反撃したから二瓶の指が落ちちゃったんですが、こういう反応見ると戦争帰りって感じしますね。
しかし負傷しても怯むことなく銃身で杉元を殴打する二瓶。
この後も銃身で殴る場面がちょいちょい出てきますけど、撃つ、刺すだけでなく鈍器としても使える銃、武器としてかなり優秀なのではないでしょうか。

両者一歩も引かないこの戦いは、次回へ続く!


第七話「錯綜」
mimizuku556.hatenablog.com