ゴールデンカムイだらけ

ゴールデンカムイにおける自分的萌えポイントを書いたり描いたりする二次創作ブログです。

アニメゴールデンカムイ第七話「錯綜」

二瓶リスペクトなのか、比較的作画が整っているのではないかと個人的に思う第七話。

大変おおざっぱですが、今回もあらすじからご紹介いたします。

 

あらすじ

アシㇼパさんを人質にとられ、なす術なく拘束された杉元と白石。

マッポにかかった谷垣を置いて、二瓶はアシㇼパさんをおとりにレタラを待ちます。

狙い通り姿を見せたレタラに銃口を向け勝ちを確信した二瓶でしたが、突如現れたレタラの奥さんに致命傷を負わされ絶命。

杉元たちは、負傷した谷垣を連れて二瓶の刺青と共にコタンに戻ります。

谷垣からアイヌの金塊は二万貫あり、鶴見中尉がそれを元手に兵士たちの待遇改善を目指すと同時に、軍事政権を作ろうとしていることを聞かされます。

その話を聞いて思うところがある杉元ですが、アシㇼパさんとの約束を優先し、自分たちで金塊を探すことを決意します。

新たな刺青人皮の情報を得るため街に出た白石は、運悪く牛山と鉢合わせしてしまいます。

原作だと、第4巻第28話「錯綜」~第33話「呪的逃走」までの内容になります。

ちなみに第32話「怪奇!謎の巨大鳥」はOADに収録されています。

 

バーサーカー杉元始動

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出会った頃は比較的淡々とアシㇼパさんに接していたように見えた杉元ですが、アシㇼパさんを盾にする谷垣に、突然のバーサーカーモード発動。

確かにこういう男は重い。わかります。でもこれが杉元の良いところ。

しかし利き手ではない左手で銃剣を投げるのはちょっと怖いですね。

反射的に投げちゃったのかもしれないですけど、アシㇼパさんに刺さらなくて本当に良かった。

殺す勢いで投げてるから、谷垣の左手、完全に貫通してしまいましたよ。

ゴールデンカムイを読んでると、手とか顔とか、筋切れたんじゃないかと思うことよくあっていつも心配になります。

まぁみなさん機能的な後遺症が残ることなく治ってらっしゃるからいいんですけど・・・。

谷垣は右足を骨折している上にこの後アマッポにかかって左足も負傷+毒で満身創痍となってしまいます。

これは回復にもそれなりの時間がかかりますよね、お大事に。

 

ゴールデントリオ誕生の予感

文句なしの杉リパなこの場面ですが、見どころはそれだけではありません。

アニメだと、アシㇼパさんが谷垣に「あの男(白石)にとって私はそこまで価値が無い。最後には撃ってくる」って話してる時に、白石がちょっと「んっ」って顔をします(いや撃てないよ、って思ってるみたいに)。

白石は金塊の分け前をもらうっていう約束で一緒にいることになってますが、この時点ですでにアシㇼパさんを単なる契約相手のアイヌの子とは思ってない様子。

また、二瓶に押さえ込まれた杉元が白石に目で縄抜けを指示するところ、私は原作何週目かでやっと気付いて、あ☆ってなったんですけど、ここでも白石は杉元のアイコンタクトで全てを理解します。

あっちもこっちもピンチで忙しいですが、三人の距離が近付いてるのかな?と思えるポイントがいくつもある場面でもありました。

 

悪夢の熊撃ち二瓶鉄造

親子以上の年齢差がある不死身の杉元と互角にやりあい、隙をついたとはいえ抑え込めた二瓶は相当な強者でしょう。

そして武骨で頑固な一方、案外ユーモラスな一面があったり。

山でひとりでいることが多いから、周りや自分にツッコミ入れたりしながら過ごしてたんでしょうか。

だから無口な谷垣と気が合ったのかも。

谷垣にとっては人生を変えてくれた恩師と言える存在で、二瓶の愛用していた村田銃もリュウもこの後大活躍します。(リュウ、あんなにオオカミの気配におびえていたのに最後はがんばった!)

二瓶鉄造、生命力にあふれる、最後までぶれない漢でした。

谷垣がオオカミとの戦いに満足して死んだ二瓶にマタギの唱え言葉をかけてあげるのがまた泣ける・・・成仏しておくれ。

 

刺青の剥ぎ方

ところで人の皮を剥ぐって難易度はどんなもんなんでしょうか?

最初に出てきた刺青の囚人、後藤さんの時も思ったんですけど、杉元がさらっと剥いでいて、あれこの人剥ぎ慣れてる?ってちょっとびっくりしました。

もう死んでて人間ではないと割り切ってるから躊躇なく剥げるのか、けが人や死体に接する機会が多かったからなんらかの形で経験済なのか?

私は不器用なので、穴だらけの刺青人皮がとれそうです。鶴見中尉殿に叱られちゃう。

 

コタンにて

すっかりオソマのとりこになったアシㇼパさん、おねだりの仕方がとってもかわいいですよね。

杉元もタジタジです。

 

 コタンに戻った時、原作だと瀕死の谷垣に、マカナックルさんが「第七師団の兵士は強いからきっと良くなる、がんばれよ。」というような言葉をかけてくれます。

励まし方が粋なんですよね。マカナックルさん、本当にいい男です。

身も心も弱っている時に、こういう言葉かけられたら谷垣でなくとも泣きそうになってしまいます。

谷垣は、傷ついた自分をコタンに連れて帰る提案をしてくれて、手当もしてくれたアシㇼパさんには感謝したことでしょう。

そう考えると、谷垣だってアシㇼパさんを好きになる可能性あったかもですが(別に杉元も好きとは言ってないですけど)、これが全くそういう雰囲気にはならない。

あくまでお兄さんとか、おじさんみたいな保護者目線の立ち位置。

もちろんそれが普通なんですけど、じゃあ杉元が持ってるっぽい特別な感情はなんなんでしょうかね?

それが相棒なんだと言われればそうかもしれないんですけど、それだけではないような・・・。

というようなことを、これから先もああでもないこうでもないと言うと思います。楽しい。

 

 

鶴見さんの思惑

鶴見さんのヒトラーばりの演説、目の前で聞いたらすぐに一票投じてしまいそう。

杉元もですけど、第七師団の面々、顔に傷がある人が多くて、この感じだと見えないところにもいっぱい傷とかあるだろうし、もっと大きなケガをして除隊した人もいたはず。

二〇三高地の戦いの鶴見さん、本当に悔しそうです。

解決策として軍事政権を作るのがいいかどうかはわからないですが、少なくとも命をかけて戦った兵士の地位向上は考えてあげてほしい。

だから鶴見さんの言ってることはわかるんですが、やっぱりちょっと裏があるんじゃないかと疑っちゃいますね。いや~額面通り受け取れなくて申し訳ない。

除隊してから(自分の行いのせいで)冷遇されている杉元もこの話を聞いて複雑な顔してますが、この時はアシㇼパさんとの約束を優先すると断言します。

白石の言うところの「それでこそ杉元だ」なんですが、樺太から帰ってくる時は違う選択をしようとしましたね。あの時は白石にえらい怒られてもーて。

あれはここのシーンとの対比だったのかしら。

思い込みが激しくて突っ走っちゃう杉元と、必要な時に手綱を締めてくれる白石。

これから先、また鶴見さんの思惑とぶつかることがあるならば、白石がキーマンになるのかもしれないですね。

 

 

小樽の街にて

原作ではこの後巨大鳥を狩りにいきますが、そのエピソードはOADに収録されているので、ここで土方さんの「街へ行こう」に飛びます。

この土方さん、めちゃめちゃイケメンなんですけど・・・。

二瓶とはまた違ったタイプのおしゃれで品のあるおじいさまですね。

 

街へ出た白石が牛山さんと鬼ごっこしている途中で第七師団に出会います。

洋平が殺されてショックを受けていた二階堂が現場に復帰していました。

見た目的には元気そうで良かった。

ところで日常モードの二階堂のこの「どうしたぁ」って言い方、ものすごくセクシーです。

見どころいっぱいの第七話、視聴される際は、ぜひ二階堂のイケボにもご注目ください!