単行本になってない内容に触れてますのでたたみます。
野田先生がふたりはハッピーエンドにすると決めていたと聞いて、安心して杉リパ妄想ができます。
杉リパというよりリパ杉だけど、きっとこの後杉リパ。
アシㇼパさんの気持ち
アシㇼパさんずっと杉元のこと好きでしたよね。
そんなアシㇼパさんの恋心に周りの人はみんな気付いていたようですが、当の杉元はどうだったんでしょう。
「アシㇼパちゃんって杉元のこと絶対好きだよね!杉元はどう思ってるの~?」って誰か聞いてくれないかなって思ってたんですけど、聞いてくれませんでした。
アシㇼパさんを攻めまくった房太郎ですら、杉元にとってアシㇼパさんが「大切な人かと思った」と言うにとどめ、それ以上は踏み込まなかった。残念。
アシㇼパさんピンチと見るや否やバーサーカーモードになる杉元がアシㇼパさんをとっても大切に思ってるのは間違いない。
でも普段あんなに感情豊かなくせに、アシㇼパさんの恋心についてはほぼ無反応。
なぜだ!
樺太で「離れない」って言われた時も、「うん、でもね」って甘える子どもに対する態度みたいだったし、アシㇼパさんがたまに梅ちゃんのこと聞いてきても、はぐらかす・・・まではいかないけど、アシㇼパさんの知りたい答えは言ってくれませんでした。
アシㇼパさんの気持ちに気付いてないわけはないと思うんですけどね、梅ちゃんのことがふっ切れてなかったのか、そんなことはありえないと思い込んでいたのか。
まぁ年齢はあったかもです。
大人になったら10歳差は全然ありだと思うけど、この時アシㇼパさんは12、3歳。
さすがに恋愛対象とは考えられないか。
杉元の告白
そんなこんなで最後このふたりはどうなるのかしらって思ってたんですが、杉元は一緒に故郷に帰ろうと言いました。
自分がアシㇼパさんと一緒にいたかったのはもちろんですが、アシㇼパさんも同じ気持ちだとわかった上での発言だったと思います。
だとしたら、ずっとアシㇼパさんの恋心に気付かなかった(ふりをしていた?)杉元がその想いを受け止めたのは一体いつなのよというと、私はアシㇼパさんが尾形に毒矢を放った時かなって思ってます。
これまでアシㇼパさんのことを守ってきた杉元だけど、あの時のアシㇼパさんは守ってあげなくてはいけない子どもではなかった。
杉元になにかあったら必ず助けると言っていたアシㇼパさん。
あんなに忌嫌っていた人殺しをするのは、苦手な蛇をつかんで投げる比ではありません。
そう考えると、やっぱり杉元はアシㇼパさんのその覚悟が嬉しくてあの笑顔(第309話)になったんじゃなかろうか。
もちろんあれには全然別の意味があった可能性大いにあります。
そもそも笑顔だったかどうかすらもアヤシイ。
なのであくまで私の妄想ですが、その後の展開を考えると、杉元のスイッチが入ったのはやっぱりあそこだったんじゃないかなぁという気がしてます。
アシㇼパさんが権利書を自分が取り返しに行くって言った時、以前の杉元だったら多分アシㇼパさんを置いてひとりで行ってましたよね。
牛山さんにもアシㇼパさんが危険なときは脱出させるって言ってたし。
でもふたりで鶴見さんのところに行ったのは、この先なにがあろうと一緒にいると決めたから。
さすがにあそこで「よし、結婚するぞ!」と思ったかどうかはわかりませんが、「相棒だろ」はそれに近い杉元の告白だったと思います。
そんならもうちょっと色気があっても良かったんじゃない?と言いたいところですが、相手は10代前半だからまぁ・・・仕方ないですね。
それにしてもあの笑顔の理由、本当のところどうなんだろう?
先生加筆してくれないかなぁ。
いやいやそれは野暮というものか。
3年後の杉リパ
第314話の感想で、3年後のアシㇼパさんは15歳くらいと書きましたが、旅の道中で2、3年は経ってるから17、18歳になってるかもですね。失礼しました。
いいお年頃ですが、あの時点ではなんの進展もなさそうに私は感じました。
杉元がアイヌの服装をしていたらなにかあったかな?と思ったかもしれないですけど、いつもの装備だったし。
色々決着がついた後、しばらくふたりは離れる期間があるのではないかと勝手に思ってました。
例えば杉元の意識が戻らないとかなんかわかんないけどどっか行って会えないとか。(雑!)
それこそ3年くらい経って、大きくなったアシㇼパさんと再会、なんて思ったりもしたんですが、ずっと一緒にいたみたいですね。
それはアシㇼパさんにとって大変喜ばしいことなのでもちろん文句はないですが、なんで離れてる時期があるかもと思ったかというと、「久しぶりの再会→大人になったアシㇼパさんにドキドキ」を期待したからですね。
だってそういうのがないとどのタイミングで進展したらいいのかわからないじゃないですか!
北海道に一緒に帰ってきて3年。
アシㇼパさん益々きれいになってたし、杉元はアシㇼパさんが成長するのを内心もんもんとしながらそんな気配は微塵も感じさせずに待っていたと思います。
そこからどんなきっかけで一歩を踏み出すのか。
フチ公認の婚約者だから、周りが勝手に段取りしてくれたのかなぁ。
・・・ここは各自の妄想力の見せ所ってことでしょうか。
野田先生の見解聞きたいけど、あの最高のエンディングにエピローグつけるのはそれこそ野暮ってもんですね。
スピンオフの可能性
野田先生、スピンオフも全然ありだって書かれてましたね。
「それはまた別のお話」がたくさんあるし、白石王国誕生物語もぜひ読みたい。
希望を言えばキリがないですが、そんな中で私がありそうだなって思うのは、次作の「スピナマラダ!」にゴールデンカムイメンバーの子孫が登場する、ですね。
杉元の子孫となると不死身な上にウイルク&アシㇼパさんのクレバーな遺伝子もプラスされてえげつない選手になりそうだから、アリコとか夏太郎とか。
アリコの子孫は出てきたら多分見た目ですぐわかる。
夏太郎の子孫は羊牧場のボンボンキャラ。
そして秋田代表にはこっそり谷垣の子孫が混ざってそう!
ゴールデンカムイが終わっちゃって悲しいけど、野田先生が次の連載を発表したのを見て、なんだかほっとしました。
いつかリベンジしたいっておっしゃってたし、ゴールデンカムイがあったからこそ先生の描きたいものが描けることになったんだと思います。
今度は文字通り生きるか死ぬかということはないだろうから安心してハラハラドキドキできそうです。
進行中の巨大新企画も楽しみです。
最終章のアニメ映画化かな?(まだあきらめてない)
色々あり過ぎて大混乱(当社比)だった第309話