この回はオソマと流血に注意です。
特に流血パートである玉井伍長率いる第七師団とヒグマの戦いは、かなり壮絶。
布教中も、原作読んでここ怖い、と言うご意見多数いただいております。
でも、華麗な滑りのスキー、甚大なダメージを負いながらもヒグマを倒す第七師団の兵士達の屈強なフィジカルとメンタルが表現されている、作画も内容も素晴らしいエピソードだと思います。
さらに言うと、野間さんは原作だともっと良い戦いをしてるし、玉井伍長の「もういい撃とう撃とう」はLINEスタンプになっていいレベルの名言です。
玉井伍長たちと別れてひとりアシㇼパさんを追う谷垣。
この行動が谷垣の人生を変えましたね。
この頃の谷垣は本当にギラギラしていました。
谷垣はここから出番が増えるのでさておいて、今回注目したいのはレタラです。
アシㇼパさんにお腹ぐりぐりされてハァハアと恍惚とした表情のレタラ。
原作では杉元が来るとみるとデレから一転、ビッシイイッ!!と姿勢を正します。
ここはベストオブレタラと言っても過言ではない名シーンだと思うんですけど、アニメはこの描写がなんだかぼんやりしているんですよね・・・残念。
第七師団のナイスファイトとレタラのおちゃめな一面、未読の方はぜひ原作でご確認ください!
鶴見さんの凶行と、良いお返事するや否や命令した本人を撃っちゃう月島に「え?今のどゆこと?」と動揺が収まらないところへ土方さん登場。
このあたり、どんどん人が出てきて勢力図もよくわからなかったんですが、改めて観るとちゃんと説明してくれてますね。
マニュアルって、理解してから読むとめちゃくちゃわかりやすく書いてあるのに、初見の時は読んでも頭に入ってこない現象、名前わかんないですけどまさにあれです。
ところで今回のタイトル「カムイモシㇼ」なんですが、「神の国」という意味だそうで。
訪れたのは「アイヌモシㇼ」、つまり「人間の国」なのにどうしてかなって思ったんですが、杉元にとって、初めてアイヌのカムイについて知る機会となったので、それを概念的な意味で示すためにこのタイトルになってるんでしょうか。
勇敢で頭が良く知識も豊富で手先も器用、男前のウイルクはアシㇼパさんの理想の男性だったんだろうなぁと思います。
ウイルクと同じく顔に傷があり、ヒグマの巣穴に飛び込む杉元にアチャの面影を重ねてなんとなく興味を持ち、段々と杉元本人の人柄に触れ、意識するようになるのは当然の流れ。
とはいえこの段階ではこのシサムやるな、くらいの印象だったと思うんですよ。
・・・なところへフチが嫁にもらってくれとか言う!
軽々しく「好きなの~?」とか言っちゃうキャラでもないフチからそんなこと言われたら、そりゃあそうなるのかなって思っちゃうじゃないですか!(私が)
オソマちゃん聞いてた!
いつの時代も子どもの無邪気な発言に大人は心乱されがちです。
それにしても杉元、よくオソマちゃんが女の子ってわかったなぁ。
てっきり男の子だと思っとった・・・オソマちゃん、ごめん。
第四話「死神」