ゴールデンカムイ第304話の感想など。
本誌の内容に触れているのでたたみます。
第304話「歴史」
真偽のほどはさておき、尾形の口からその本心が語られる回。
尾形の髪型・・・鶴見さん意識してたりする?
更新の前に前話をもっかい読み返して、鶴見さんと尾形、もしかしてふたりはずっと通じてて、ここで約束の再会のパターンなの!?なんて思ったけど案の定全然違いました。
こんな感じで先のことは考えてもいつも大体見当外れです。
なんですが、気持ちを整理しないと落ち着かない!
念願の尾形回でしたが、誰かが死んだ時以上の衝撃。
二階堂の散弾銃で杉元の顔半分が吹っ飛んじゃったかと思った時もドキドキしたけど、今回はそれとはまた違うザワザワ感。
ゆっくりお話聞かせてとは言ったけど、すんごいお話が尾形ごと飛び出してきた感じです。
以前鶴見さんが、尾形のこと野心家で腹の底が読めないと言ってた時はそんなに野心家な印象なかったんですけど、振り返ってみたら野心家じゃなきゃできないかってこと結構ありました。
これに限らず、尾形についてはこれまでいっぱいヒントあったのに、勝手に謎フィルタかけて、まさかねと全然見ようとしてなかった・・・。
今回のお話によると、奥田閣下の後ろ盾を得て、自分の出世のために鶴見さんを暗躍させて第七師団の団長に成り上がるというのが尾形の目的ということですね。
勇作さんを殺しても、お父さんを殺しても、鶴見さんはなかなか動いてくれないし、周りの評価も上がらない。
鶴見さんは色々やることがあるみたいだから、それをひとつひとつつぶしていって、早く自分のことに集中してもらおうと思ったのが、第七師団を抜けて単独行動してた理由。
なんか他にも色々あった気がするけど、本人がそういうならそうなんかな・・・。
でもですよ、ここへきて、鶴見さんがはいそうですかと自分(尾形)のために全力で働いてくれると本気で思ってるのかな?
そもそもこっから学校入り直して、団長までいける??
ヴァシリ戦あたりから徐々にテンションあがってきて、楽しそうにしてるなぁとは思ってましたが、今回の「そのとおりです!」が最高潮でしょうか。
でもその真意がイマイチわからない。
はあああああってやつは笑ってるの?
それとも、ハイハイそう思いますよね、なの?
この笑顔は、文字通り、理解してくれた!と喜んでるの?
それとも馬鹿にしてるの?
もしかして鶴見さんが自分に向き合って、何を考えているか考察してくれたことが嬉しいの??
どうしてもなんか裏があるんじゃないかと思っちゃいます。
どんな状況でも場を支配してきた鶴見さんも、今回はさすがにそんな余裕ないみたい。
ちょっと前まで鶴見さんもそこそこ荒ぶってらっしゃったけど、自分よりヤベーやつ来たら、そりゃちょっと引いちゃうか。
牛山さんの「高い高いッ」がここへきて回収。
野田先生恐るべし。
月島の頭は・・・なんか大丈夫そう!
そして常に冷静な土方さん。
鯉登さん、生き残りたちにはなかなか自顕流決まりませんなぁ。
リアルタイムで連載読むようになって、今回が一番のびっくり回かも。
尾形については少なからず思うところがありましたが、その胸の内が少し見えて、受け止めるのに精いっぱいです。
尾形は、お母さんの将校になってねという願いを叶えたくて、第七師団の団長にしてくれるっていう約束が守られるのを待ってたんでしょうか。
月島は鶴見さんの嘘に振り回されて疲れちゃったし、鯉登さんはちょっと疑問を持ちはじめたけど、尾形は鶴見さんの言葉をずっと信じてた。
そもそも鶴見さんが花沢中将のご令息だとか言って持ち上げるから、尾形もここまで血筋にこだわっちゃったんじゃないんですかねぇ?
杉元は「誰から生まれたかよりも何のために生きるかだ」って言ってたけど、尾形はそうは思えなかったんでしょう。
それにしても宇佐美、なかなか鋭いところ突いてましたね。
宇佐美が危惧していた通り、百之助は鶴見さんを困らせてますよ。
鶴見さんがこの場をどうやって収めるのか・・・月島も最前列?で観劇してます!
次週の休載は、ここまでのところ読み直しておいてってことと理解します。
それにしても尾形百之助・・・やっぱりすごい男です。
次のお話 第305話「迷い」
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ひとつ前のお話 第303話「暴走列車」
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