情報将校鶴見中尉本領発揮の第四話。
私にとって、鶴見さんは尾形と同じく謎で魅力的なお人です。
正面から向き合うのは怖いので、いつも柱の陰から覗いてます。
マカナックルさん、最初読んだ時は個性的な顔だな、姪のアシㇼパさんにあんまり似てないな、くらいにしか思わなかったんですけど、こうやってみると非常に誠実で落ち着いたいい男ではないですか。そして声が良い。
アマッポやストゥなど、アイヌの豆知識紹介かと思いきや、これらはこの後も大活躍する重要アイテムでした。
キサラリもそのひとつで、聖地巡礼でも書きましたが、実物は結構大きい。そして口に入るサイズではない。
この頃出てきたなにかで、まだ回収されてない伏線とかあるのかなぁ。
そもそも伏線であることすら気付いてない可能性もあるか・・・。
そういうの全部、余すところなく楽しめるようになりたいもんです。
孫娘が兵隊さんに制裁を加えようとしてるにもかかわらず、ほっこり笑顔で見守るフチ。
久しぶりにアシㇼパさんが明るい表情を見せてくれて、嬉しかったんでしょうね。
アシㇼパさんに出会って杉元は救われましたが、アチャを失った悲しみや、レタラとの別れなどで心を閉ざしていたアシリパさんもまた、杉元と出会うことで元の自分を取り戻したかもしれません。
フチは、杉元といるのがアシㇼパさんの幸せだと思ったから「ずっと一緒にいてください」とお願いしたんだと思うんですが、わかったよと言いつつ全然わかってなかった杉元です。
これは制裁を受けても仕方ない。
格好つけてた自覚はあった。
そして例の蕎麦屋です。
そういや以前鬼滅のアニメを観ていたらそこでも蕎麦出てきたんですけど、その描写の美しいこと!!
尺も長くて、ここそんな重要なシーン!?と心の中でツッコミましたが、やはり巨大コンテンツは桁が違う。
第四期はどんな仕上がりになるのかな・・・期待してます!
二階堂兄弟へのキックは不意打ちということでまぁわかる(?)んですが、躊躇なくおじさんの顔を踏みつけるところに杉元の狂気を感じます(ほめてます)。
杉元に限らず、ゴールデンカムイの登場人物の皆さん、顔狙いがちですよね。
しらを切り通そうとする杉元ですが、さすが鶴見さん、アメ(団子)とムチ(串)で巧みに揺さぶって杉元を追い詰めていきます。
もうひと押し、駒として有能と判断した杉元を仲間に引き入れようとしますが、ここではうんと言わせることはできません。
でも、網走後には形ばかりではありますが協力させたんだからやっぱり鶴見さんスゴイ。
ところで鶴見さんは蕎麦屋の立ち回りで不死身の杉元だと確信したと言ってましたが、これ半分ハッタリだったという説はありませんか?
というのも、わりとすぐ倒されちゃったし、いうほど鬼神でもなかったような・・・。
野間さんみたいに顔の傷でわかったというならともかく、旅順では遠目に見ただけっていうし、ピンとくるにはちょっと弱いんじゃないかなぁという気がしないでもない。
多分そうだけど、とりあえずお前杉元だろ前提で話進めてみて、やっぱり不死身の杉元だと確信したのは串を刺した時の反応を見て、だったりして。
鶴見さんの言うこと、筋は通ってるし、共感できる部分も多いんですけど、もはや素直に受け取れない・・・。
大体団子の串で人の顔刺そうと思います?普通考えもしませんよねぇそんなこと。
杉元を見つめるアニメの鶴見さんの目、めっちゃ怖いです。
杉元も恐ろしい死神に目をつけられたもんですね。
第五話「駆ける」