ゴールデンカムイだらけ

ゴールデンカムイにおける自分的萌えポイントを書いたり描いたりする二次創作ブログです。

実写ドラマ版ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編 第1話「伝説の熊撃ち」感想

いよいよ「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編― 」の放送が始まりました。

全9話とのことなので、各話のエピソードをざっくりとですが予想してみました。

 

第1話 伝説の熊撃ち(二瓶)

第2話 ニシン漁と殺人鬼(辺見ちゃん&尾形×谷垣戦

第3話 道連れ(キロちゃんとの出会い&尾形×谷垣戦&茨戸

第4話 殺人ホテルだよ全員集合!!(世界ホテル)&茨戸&インカラマッちゃん登場

第5話 恐怖の棲む家(蝦夷地ダービー&モンスター)&丁半賭博

第6話 職人の鑑(江渡貝くん①)

第7話 まがいもの(江渡貝くん②&カネ餅)

第8話 沈黙のコタン(ニセアイヌ&シスター宮沢)

第9話 大雪山(鯉登さん登場)

 

茨戸は4話かも?

蝦夷地ダービーが4話の可能性もありますね。

あんまりあてにならない予想です。

答え合わせは放送後にしていきたいと思います。

 

念願のニセアイヌ、すごく楽しみです。

杉元の狂気が光るエピソードですから、やっぱりないと物足りないですよね!!

白石の恋バナはあるかなぁ・・・。

場面やセリフを端折ることはあっても、エピソードは全部やってくれる気がします。してほしい。

 

 

以下に第1話「伝説の熊撃ち」の感想っぽいものを記しましたが、気持ちを整理するために書いた自分用メモです。

本編の内容どころかその先のネタバレまでしていますので、原作未読の方は特にスルー推奨です。

第1話の放送は未登録・無料で観れるそうですね。(~2025年1月13日(月・祝)午後5:00まで)

どなた様も、ぜひ本編をご覧になってからお進みください。

 

www.youtube.com

 

 

映画のダイジェストの後、鹿を追う杉元とアシㇼパさん登場。

雪の中をサクサク歩くアシㇼパさんと、ついていくのがやっとの杉元。

少し道がつけてあるようにも見えますが、それでも雪道って不慣れな人には歩きにくい。

雪深い時期に行った旭川で周りの人がリズミカルに歩いている中、私も杉元のようなたどたどしい歩き方しかできなかったことを思い出しました。

気持ちは前に向かってるんですけどね・・・体が全然進まない。

サルナシ休憩あるかなと思ったけど、ここは話の流れが優先されたようです。

 

「こいつは俺だ」と言った杉元の目の前で鹿にとどめを刺すアシㇼパさん。

「え・・・」ってなっちゃった杉元に、アシㇼパさんは「死」を「生」に変換するような死生観を語ります。

おかげで「死」=「終わり」と考えていた杉元のページがめくられたわけですが、ここの件、私はあまり理解できていない自覚がありました。

アシㇼパさんの言っていることや杉元の行動がわからないわけではないんですが、なんかこう・・・野田先生の意図が汲めてない気がする。

でもそれがなんなのかわからず、ずっとモヤモヤしておりました。

後述します。

 

 

鹿の脳みそってタラの白子みたいですね。

杉元は口では「ヒンナ」と言いながらも微妙な表情。

そうなんです、そもそも杉元は脳みそあんまり好きじゃなかったんですよ!

それが今や大の好物。

でも杉元が好きになったのは、多分「脳みそ」ではなく「アシㇼパさんに食べさせてもらう脳みそ」なのです。

 

セウリをなにかおぞましいものかのごとく見てる杉元ですが、映画では平気な顔して似たようなもの振り回してましたよね??

まぁ食べるとなると話は違うか。

人によってはちょっとグロ・・・と思える場面だったかもしれませんが、白石が「ぺしっ」と叩いてくれたおかげでそんな雰囲気はリセットされました。

アシㇼパさんと白石の間で目が泳いでる杉元、すごく新鮮でした。

 

からみ酒のアシㇼパさん。

そうか、子役NGになった理由のひとつは、このシーンがあるからか。

結構がっつり飲んでいて、妙に芝居がかったやり取りも、完全に飲み会のノリでした。

矢本さんには申し訳ないけど、白石のことはもっと思いっきりひっぱたいても良かったかなぁ!

すっかりチームとなったゴトリ。

3人がわちゃわちゃしてるところ、ずっと見ていたい・・・。

 

 

二瓶役の藤本さん、声がいい!

そばで聞いてたら空気震えてるんじゃないかというくらい腹から声が出てるし、緩急があって音楽的。

急に大きな声出すところとか、豪快で自信にあふれる二瓶っぽくて、見た目だけではなく精神的な「強さ」も感じられました。

二瓶といえば大塚明夫さんでしたが、3次元にも二瓶鉄造、いたんですね。

 

二瓶が雄弁なのは山でひとりで過ごすことが多いからかなって思ってたんですが、最近自分も油断すると思ってることが全部口から出ちゃうので、もしかしたら年齢的なものなのかもしれません。

ひとりだと「全部口から出てるよ!」とつっこんでくれる人もいないですしね。

 

アシㇼパさんのクチャとは雰囲気も造りも全然違う二瓶の小屋。

ニヘイゴハンの血の腸詰、藤本さんはおいしかったとおっしゃってましたが、谷垣は一回口の中で転がしていたので、もしかしたらあんまりおいしくな・・・いや、好みがわかれる味なのかもしれないなと思いました。

どんなお味なんだろう。

つまりは血の塊ってことなんだろうけど、レバーとは違うのかなぁ・・・気になる。

 

男ふたりの晩餐はちょっとむさくるしいですが、悩める谷垣には特別な時間となりました。

登場してからずっと硬い表情を崩さなかったのに、二瓶の「勃起!」にふっと頬を緩めた谷垣。

この時から「勃起」は谷垣の心のトリガーになったようです。

 

杉元と白石が死にそうになっていた川で平然と身体を洗う二瓶。

寒さや痛さに動じないその姿に、生命力の強さを感じます。

せっかく「洗いっこ」に誘ってもらったのに、谷垣は水に入る気ゼロ。

洗いっこっていっても「洗い合う」わけではないのかな?

 

暗くてわかりにくいですが、二瓶の刺青も原作とは微妙に違いますね。

実写の方が全体的に文字数が多い。

やっぱり暗号に合わせて、みんなの刺青作り直しているのかも・・・。

 

ところでちょっと気になったんですが、谷垣の「あんたも囚人だったのか」というセリフに対して、二瓶の「寒さで縮んでいるだけだ」は唐突すぎやしませんかね?

原作組はこの間にあるセリフを脳内補完することができますが、それでもここは原作通り「そんなに見つめるな」があった方が良かった気がしました。

 

あと、レタラの糞を燃やすシーン。

私は「のろし」という言葉は知っていたけど漢字は知らなかったので、原作を読んでなかったら「これが本当の狼煙だな」っていう二瓶のセリフの意味がわからなかったと思います。

だから文字での説明があっても良かったかなって思ったんですけど、「狼煙」が皆さんご存じの一般常識だったらごめんなさい。

 

 

二瓶の指が落ちちゃったシーン、原作より表現はマイルドになってましたが、ちゃんと描かれましたね。

私はグロいの得意じゃないんですけど、ゴールデンカムイに関しては必然として受け入れることができています。

指が落ちたからといって痛がるでもなく、嘆くでもなく、ノンダメージで戦いを続ける二瓶。

初めて原作を読んだ時は思わず薄目になっちゃいましたが、今はすごく二瓶らしい場面だったなって思ってます。

 

 

強い相手になにかスイッチが入ってしまった杉元。

さらに捕まったアシㇼパさんを見て、狂気はMAXです。

「アシㇼパさんを盾にしたってお前のことは殺せる」というパフォーマンスが危険すぎて正気の沙汰とは思えませんが、そこがバーサーカーモードの杉元の良いところ。

そして「(盾にはならないから、その子を)離せ」じゃなくて、ただ「離れろ」ってのがまたいいですよね。

原作以上の谷垣とアシㇼパさんの距離の近さ、私もちょっと気になってましたよ!

 

いやーしかしここの杉元は最高でしたね。

目がバッキバキで、全身からあふれる怒りが見えるよう。

脳みそを食べさせられてヒンナしてた杉元とは大違い。

このふり幅の大きさが杉元の魅力のひとつなので、素晴らしい形で表現してくれた山﨑佐一さんには大感謝です。

ところでこの銃剣投げの精度の高さ、杉元は銃よりこっちの方が向いてるんじゃないでしょうか?

 

 

鉢巻を取ったアシㇼパさんの破壊力がすごい。

私最終話で描かれた鉢巻きを取ったアシㇼパさんがすごく色っぽくて大好きなんですけど、杏奈ちゃんめちゃくちゃかわいい。

これは妄想が広がりますね・・・。

杉元に見せたい。

 

 

二瓶最期の舞台にふさわしいロケーション。

二瓶にはもっと生きててほしかったけど、短いながらも濃厚な時間のおかげで、谷垣はマタギに戻ることができました。

強烈なインパクトを残した谷垣の生き様と死に様だったなぁ・・・と、ここで愚かな私はやっと気付きました。

冒頭の鹿のエピソードは、二瓶エピソードと対になってたんだって。

「生き抜いた価値は消えたりしない」っていうアシㇼパさんの言葉は杉元に向けられたものだったけど、それと同時に二瓶の生き様を表したものでもありました。

ゴールデンカムイのこういうところ大好きなのに、どうして気付かなかったのか、自分でも不思議。

今さらすぎてお恥ずかしい。

多分杉元が「こいつは俺だ」っていうから鹿のエピソードはそこで完結したと思っちゃったんでしょうね。

ドラマではふたつのエピソードがワンセットであるとわかるように1話にまとめてくれたので、その思い込みを正すことができました。

 

アシㇼパさんの言葉に圧倒的な説得力を持たせた二瓶の生き様。

二瓶の猟師魂は、谷垣に受け継がれました。

二瓶が単なる破天荒な猟師ではなかったと気付けたことで、熊を成仏させるマタギの唱え言葉が、二瓶に対する感謝の言葉のようにも聞こえました。

 

 

「伝説の熊撃ち」が、ゴールデンカムイ屈指の名エピソードのひとつだと心から思える第1話。

大谷さんの谷垣、とっても良かったです。

リュウに向ける笑顔に、谷垣の素顔が垣間見えました。

 

ところで二瓶の「だが満足だ」という最期のセリフ、なかったですね。

「女は恐ろしい」が結論みたいになっちゃったけど良かったのかなぁ・・・。

でも理由なくこのセリフを言わないなんてことないですよね。

言う必要がなかったのか、それともなんらかの理由で二瓶は満足していないのか・・・??

新たなモヤモヤ発生の予感です。

 

 

コタンに戻った4人+リュウ

「俺が死んだら」もですが「俺が相手するまでだ」の杉元もかっこいいですよね。

そう思ったのは私だけではなかったようで、白石が杉元の後ろで同じポーズしてました。

 

鮭のルイぺ、おいしそう。

カキのルイぺは食べたことあるんです。

生ガキ大好きなんで無限にいけるんですけど、お値段を考えるとそんなにムシャムシャ食べれるものではありません。

しかしルイペは少しずつ口の中で溶かして食べるのでゆっくり味わえるし、お味も生より濃厚な気がするので、もっと普及してほしい食べ方だなと思います。

フチがメノコイタ(まな板)に載せてきたルイペを見せてくれたのは、原作で描かれたのがちょっと小さめだったののリベンジだったのでしょうか。

 

 

鶴見さんの言ってることがごもっともすぎて、杉元もアシㇼパさんと出会う前だったらほだされていたんじゃないかと思うほど。

鶴見さんにも金塊を探す道理があり、むしろそれが正義と思えるくらい二〇三高地の戦いは壮絶なものでした。

しかし過去編の鶴見さん、マジで鶴見さんでしたね・・・。

おかしなことを言うようですが、私映画を観ている時、「玉木さんの鶴見さんの再限度高っ!」って思ってたんですよ。

でもこの過去編を観ている時は、玉木さんの存在をすっかり忘れていました。

あまりにも鶴見さんだったので、このシーンが終わって初めて「あ、今の鶴見さんじゃなくて玉木さんじゃん!」と自分につっこんだくらいです。

「原作から抜け出たよう」というレベルを超えた本物度。

ドラマ観るのどうしよっかなって迷ってる方がいらしたら、この場面だけでも観てみてください!

 

 

金塊を手にするのは俺たちだ、とギラギラする杉元。

二瓶の話を聞いて、レタラのことを心配するアシㇼパさんを気遣いながらも金塊の手がかりを得て悪い顔をしている杉元、ドラマにはいないのかなと思っていましたが、ここにギラギラ佐一、いました。

賢人くんの杉元は心の闇が優しさで包まれていますが、ちょいちょい狂気をのぞかせてくれるの、とてもいいですね。

 

 

 

ドラマには、ゴールデンカムイファンが「ここは観たい!」と思うシーンがふんだんに盛り込まれていたと思います。

さらに走る杉元の姿(かっこいい)が見れたり、フチの「キュン」が再現されていて、原作の解像度が上がりました。

 

あ、あとこれは映画の時から思ってたんですが、実写の杉元ってアシㇼパさんの言葉を復唱しがちですよね。

聞きなれないアイヌの言葉を視聴者のために2回言ってくれているのか、アシㇼパさんの言葉を理解しようと一生懸命だからなのか。

復唱するのは基本的にはアイヌの言葉ですが、今回は「奥さん」も復唱してて、「それも復唱するんかい」って微笑ましく思いました。

杉元はアシㇼパさんを大切に思っているから、その言葉を繰り返したくなっちゃうんでしょうね。

 

次回は辺見ちゃんの煌めき回。

尾形の復活(あくまで予想)も楽しみです!

 

 

 

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