不屈の男、二階堂。
お誕生日おめでとう。
二階堂が話しかけてるのって鶴見さんに切り取られた自分の右耳だと思ってたんですが、ファンブックには「亡くした双子の左耳」と書いてありました。
・・・確かにヘッドギアについてるの左耳ですね。
自分の耳を洋平の耳と思い込んで話しかけるヤベー奴だと思っていたら、亡くした双子の耳を切り取ってずっと持ってたヤベー奴でした。
二階堂ってサイボーグっぽい見た目に反して中身は血の気が多くて沸点低め。
聞き込み対象(杉元)のことを殺す気満々だったり、刺青人皮の隠し場所を吐かせるために指を落とし続ければいいなんて、かなり乱暴な思考です。
他人への暴力に容赦がないだけでなく、自身も鶴見さんに耳を削がれても声を上げず、さらに鼻にナイフを当てられても軽口を叩けるくらい肝が座っている。
江渡貝くん家での戦いの時は周りの状況を見て的確に指示を出していたので、元々優秀な兵士なんだと思います。
モルヒネ中毒の時はかなり言動があやしかったけど、登別温泉では菊田さんの誘導尋問(?)もさらっとスルーしてたし、不自由な身体ながらトニさんを追い詰めるのにひと役かってました。
一度は軍から脱走しましたが、制裁を加えた後再び鶴見さんが自分の手元に置いたのは、そんな二階堂のことを評価していたからかもしれません。
不死身の杉元は手強く二階堂の悲願は達成できませんでしたが、結果的に洋平には会うことができました。
二階堂の最期は、蕎麦屋でふたりが登場した時から決まっていたのではないかという気がします。
現実にはありえない展開なのに「二階堂らしいな」と納得できたのも、野田先生がそう思えるように導いてくれたから。
杉元は「地獄で待ってろ」って言っていましたが、二階堂兄弟には静岡で穏やかな生活を送っていてほしいですね。