ゴールデンカムイ、終わっちゃいましたね・・・。
毎週楽しみにしてた漫画が終わるっていう経験を何十年もしてなかったので、めちゃくちゃ戸惑ってます。
終わるのはわかっていたし内容に不満があるわけじゃないんですが、ただただ悲しくてどうやって消化したらいいのかわからない。
しばらくひとりでずっと漫画読んだりお絵描きしたりしていたいのに、みんなが家にいるGW、そういうわけにもいかないのがツライ。
先週ショックで寝込んだので、今回は心の準備して臨んだつもりですがダメでした。
でもこの気持ち、私だけじゃないですよね。
以下第314話「大団円」の感想の追記です。
前回書くことがありすぎて長くなっちゃったので、ちょっと脱線してるかなって思った感想をここで書きます。
最後はいろんなご意見があるだろう杉リパに関する私見。
ここが二次創作要素のあるブログということは承知しているし、解釈違いでもOKという方はどうぞお進みください。
最終話のネタバレ含みますのでたたみます。
刷り込まれてきた不死身
先週の絶望感はなんだったんだというくらいしれっと登場した杉元。
生きていると信じてはいましたが、まじで心配しましたよ・・・熱が出るくらい。
救出の経緯はページ数の関係で端折られちゃったのかもしれませんが、杉元の不死身さは何度も見てきたので、なければないで脳内補完が可能な私。
物語の一部を任せてもらえるのは嬉しいけど、単行本化する時加筆してもらえたらもっと嬉しい!
流れていったはずの軍帽がどうやって杉元のところへ戻ってきたのか知りたいんですよね。
杉元の匂い
梅ちゃん、匂いで杉元と気付きましたね。
血の匂いが消えたってことなんでしょうが、そもそも杉元の匂いが独特な可能性ある。
そうだとすると、プリマニアックスさんすごい。
杉元の香水、本当に独特な匂いなんですよ。
しかも結構しっかりめに匂う。
私は嫌いな匂いじゃないですが、フローラルとかせっけん、といった一般的な匂いではないので、周りの人はなんの匂いだろう?と思うかもしれない。
だから家でつけてるんですけど、つけるとやっぱりすぐに「杉元の匂いがする」って言われます。
ほんのちょっとつけただけなのになぁ。
このことを香水レビューに追記したいのですが、原作未読の方も多いと思いますので、単行本が発売されてからにします。
香水のレビューの記事は最後にリンク貼っておきますね。
尾形について
最後の舞台が函館ということも含め、大方の結末は最初から決まっていたのだと思います。
尾形はきっと最初から死ぬことが決まっていたから、あんなに魅力的なキャラになったんでしょうね。
壮絶な死に様も含めて尾形の魅力。
それはわかってるんですが、やっぱり死なないでほしかったですね。
なんとかならんかったんだろうか。
・・・いや往生際が悪くてすみません。
そんな中、ヴァシリが生きていたのは救いでした。
あんなに見て見てと言ってた尾形、絵になってみんなに見てもらえましたしね。
金塊の使い道について
土方さん、金塊で蝦夷共和国を作るって言ってましたが、そんな史実はないから、物語の中ではできるのか、やっぱり成功しないのか、どっちなのかなと思ってました。
結果どっちでもなく、白石王国が作られたわけですが、第30話でのあのかっこいいシーンがまさかの伏線だったとは・・・。
トニさんには白石王国でのんびり余生を過ごしてもらいたかったな。
鯉登さんと月島について
最終話の鯉登さん、なんてイケメンなんでしょう。
血筋も良くて、地位もお金もあって、華があって、部下思いでリーダーの素質もあって、しかもお茶目な一面まであって。
きっと周りが放っておかないでしょうね。
自身はモテモテなのに、月島にいい人ができたらふてくされたり、邪魔したりしそう。
月島は、あきれながらも仕方ないなーって鯉登さんの相手してあげるんでしょうね。
ここにくるまで、「月島なんでそんなことするの!」ってことがいっぱいあったので、月島は途中で死んじゃうんじゃないかと心配してました。
でもそれらは鶴見さんのためで、自分のためにやったわけではない。
月島はずっと鶴見さんのそばにいたからサポート役が染みついちゃってるし、それが月島の性に合ったポジションだったのかもしれませんが、鯉登さんについていけばまた違った人生を歩めると思います。
結局杉リパどうなる問題
第12話でフチが杉元に孫娘を嫁にもらってくれと言った時、私は「初めて会った素性もわからない20代前半(推定)の男にずいぶん思い切ったこと言うなぁ」と思いました。
しかし野田先生のコメントの、最後は決まっていてそこに向かうために逆算して物語を組み立てた、というお言葉から察するに、おそらくこの時から「金塊争奪戦の後も杉元とアシㇼパさんは一緒にいる」ということは決まっていたのではないかと思います。
そうだとしたら、開始早々盛大なネタバレをされてたってことになりますね。
「半分神様みたいなフチがそういうならそうなるのかも?」とは思いましたが「絶対そうなる!」とはさすがに思いませんでした。
これがまさか本当に神(野田先生)のお言葉だったとは・・・。
あまりに直球すぎると逆に信じないっていう私の心理を読まれていたのかしら。
北海道に一緒に帰ってきたふたり。
「一緒にいる=結婚する」とは限らないですが、このフチの言葉からして、私はいつかふたりは結婚するだろうと考えてます。
とはいえそれはいつかの話で、金塊争奪戦が終わって3年後の時点で、アシㇼパさんの背は伸びましたが、以前と同じように呼び合い、一緒に狩りをし、変わらず「相棒」の関係でいるふたりを見せてくれたこと、私は良かったと思います。
そんなこと言ってもっと甘々なふたり見たかったんじゃないの~?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
見せてもらえるならもちろん喜んで見ますが、そこらへんは得意の妄想力でなんとでもなる。
私はちょっとお姉さんになったアシㇼパさんと杉元が一緒にいるところを見れただけで満足なのです。(さすがに小さいアシㇼパさんで杉リパを妄想するのには限界があるので・・・。)
「相棒」っていう言葉、私は日常生活で使わないのでどういう関係をいうのかなと思って調べたら、「一緒にことをする時の仲間」という意味でした。
「相棒」としてスタートしたふたりの関係が、「相棒」のまま物語を終える。
結婚しようとしまいと、この先もふたりがずっと唯一無二の「相棒」であることは変わらないということが伝わる、私はとても良い終わり方だったな、と思いました。
第314話「大団円」
杉元香水レビュー
杉元、白石、アシㇼパさん、インカラマッちゃん香水レビュー