応援上映に行くのは人生初。
発声OK、うちわやサイリウム持ち込みOK、コスプレOKという祭りに、ひとりで、しかも丸腰で参加するのはかなり勇気がいりましたが、世のゴールデンカムイファンが実写映画をどのようにご覧になっているのかこの目で確かめたかったので、思い切って行ってみることにしました。
以下に応援上映に参加した時の感想などを記しますが、なにせ初めてのことなので、当たり前のことか、もしかしてとんちんかんなことを書いちゃってたらすみません。
初めて応援上映に行くという方のお役に立てれば嬉しいですが、場所、日時、参加メンバーによって様子が違うこともあるかもしれません。
信憑性がかなり低い内容であることをご了承いただき、そんな時もあったのねと、話半分でお読みいただける方はどうぞお進みください。
初めての応援上映、上映前のワクワクを楽しみたくて、いつもより早めに映画館に行ってみました。
会場は普段と明らかに雰囲気が違い、とにかく華やか。
色とりどりのうちわ、サイリウム、推しグッズの数々が眩しい・・・!!
発声OKの空間だからかとてもにぎやかで、まるで中学や高校の休み時間の教室のような活気に満ちていました。
私は自分が声を出して応援したいというよりゴールデンカムイファンが映画を楽しんでいる様子が見たかったので、会場全体が見渡せる後方の席に座りました。
みなさんの推しグッズがよく見える特等席!
いや~うちわ、いいですね。
私は手先が不器用なんでこういうの作れる人うらやましい。
限られたスペースに書かれた一言がとにかく秀逸。
アイドルのコンサートに行ったという友人のうちわには「ピースして」とか「ジャンケンして」とか書いてありましたが、ゴールデンカムイファンのうちわはひと味もふた味も違います。
「命のろうそくボリボリして!」とか「土方さん斬って!」とか、字面だけ見たらかなり物騒。
でも私もボリボリされたいし、斬られたい。
他にも推しの名前がかわいくキラキラにデコられていたり、原作の名場面がかっこよくレイアウトされていたり、とにかく愛が詰まっていました。
公式非公式問わず、うちわ選手権的なものってないんですかね?
作るの相当時間かかるだろうし、渾身の力作を披露する場があったらいいのに!
私は自分が作れないからこそ、色々なうちわが拝見できてとってもテンション上がりました。
ぬいを同伴されている方も多かったです。
さすがに抱き枕を連れてきている方はいなかった・・・と思うけど、ビッグサイズのどうぶつフォゼを抱っこしている方はいらっしゃいました。
私も手持ちのぬいを連れて行けば良かったなぁ。
ぬいと自撮りしたり、映画を楽しむぬいを撮っている方、たくさんいらっしゃいました。
私は今回は手ぶらで行ってしまいましたが、次回は絶対持参します。
サイリウムって昔でいうところの単色のペンライトみたいなもんかと思いきや、今はボタンひとつで色が変えられる優れものに進化していました。
隣の席のお嬢さんが両手にサイリウムを持ってらして、カチカチと器用に色を切り替えていたので、え、今そんなことできるの?と、ガン見していたら、なななんと!
「良かったら使いますか?」とカバンからサイリウムを取り出して差し出してくれました。
「え!でも電池使っちゃったら申し訳ないし・・・」と辞退しようとしたのですが、「全然いいですよー」と言ってくださり、一緒に来ていたお友達らしき人も「あった方が楽しいですよ!」とおっしゃるのでお言葉に甘えてお借りすることにしました。
彼女のカバンにはまだサイリウムが5~6本入っていたので、もしかしたらあの方たちはサイリウム布教のために使わされた神だったのかもしれません。
私はこれまでイベント会場やゲーセンでゴールデンカムイファンの方と少しだけ言葉を交わしたことがあるんですが、とにかく皆さんとっても優しい・・・。
神から賜ったサイリウム、最高でした。
サイリウム初心者の私は色を変えるのにいちいち手間取りましたが、会場の皆さんはスクリーンに登場するキャラにふさわしい色に的確にかつ瞬時に対応されていて、素晴らしい一体感でした。
コスプレもOKということで、もしかしたらがっつりな方がいらしたのかもしれませんが、着席した状態ではそれを見極めることはできませんでした。
でも、軍帽をかぶっている人、杉元のマフラーをしている人、アシㇼパさんの鉢巻をしている人などは私の席からも確認することができました。
会場はとにかくゴールデンカムイグッズに溢れており、身近にゴールデンカムイファンがいない私には、応援上映は精神的な燃料補給の場となりました。
お友達同士で来ている方も多かったですが、半分くらいはソロ参加とお見受けしました。
圧倒的に女性が多く、カップルや男性ひとりという方もちらほら。
ゴールデンカムイファンには男性も多いと思うんですが、こういうイベントにいらっしゃる男性の方は本当に少ないですね。
興味がないということであれば余計なお世話なんですが、行きたいけど女性ばっかりだからなぁと躊躇しているのであれば、行っても大丈夫だということをお伝えしたいです。
あと、応援上映って多分昔はなかったし、好きなものはひっそりこっそり楽しむものという教育を受けてきたある一定以上の年齢の方にとっては、もしかしたらハードルが高いイベントかもしれません。
確かにお若い方が多い印象ではありましたが、会場には老若男女問わず色々な方がいらっしゃいましたので、ご自身が楽しめそうであれば行っちゃって全然大丈夫だと思います。
映画が終わった後、周りの席の方と会話を楽しんでいる方も多数いらしたので、仲間との交流の場にもなりそうでした。
あと純粋にゴールデンカムイファンと観る映画はとっても楽しいです。
普段あんまりオタクを出さないようにしている人間にとっては、「今日はありのままの自分で良いんだ」という安心感を得られる空間でもありました。
前置きが長くなりましたが、いよいよ応援上映開幕です。
上映開始と同時に「今日はよろしくお願いしまーす!」と声が上がり、会場から「よろしくお願いしまーす!!」というレスポンスがありました。
もしかして私以外全員知り合いなの?と一瞬思いましたが、そんなこと・・・あるわけないですね。
これは応援上映ではあるあるの声かけなのでしょうか。
しかしこのやりとりがあったことで、「今日の上映を楽しもう!」と会場にいる全員の気持ちがひとつになった気がしました。
応援上映の発声内容とタイミングって一体どんな感じなのか行ってみるまで謎だったのですが、とりあえず全てのキャラの登場シーンで名前が呼ばれていました。
そして「かっこいい!」とか「アシㇼパさんかわいい!」とか「梅ちゃんきれい!」とか、賞賛の言葉の雨あられ。
アイヌの言葉が出てくると「なになにー?」とか「教えてー?」っていうのはお約束のかけ声でしょうか。
違ってたらすみません。
コタンでみんなが寝静まった後、杉元がひとり考え事をしているシーンの時には「夜は考え事しちゃだめ!」「いいから寝な!」、杉元が梅ちゃんに背を向けて「1年経って発症してなかったら迎えに来る」と言って立ち去るシーンでは「ちゃんと顔見て言ってあげて!」「聞こえてないよ!」「そういうとこだよ!」といった杉元に対する親身なアドバイスも聞けました。
「夜考え事しない」は本当に真理ですね。
要所要所で発せられる言葉は愛と優しさにあふれていて、ちくちく言葉の類は一切なし。
「シンナキサラ言わないんかい!」とか「団子のたれが足りねーぞ!」とか言う人は皆無でした。
・・・いや~本当にすみません。
私はこれまで映画だけでなく原作やアニメの感想を書いてきましたが、己の口の悪さを反省いたしました。
私の感想をうっかり読んで不愉快に思われた方がいらしたら本当に申し訳ありません。
最後には監督や東宝、WOWOWへの御礼の言葉があり、あっというまに応援上映は終了しました。
応援上映って終始黄色い声援が飛び交っているのかなと思ってたんですけど、観るべきシーンはスクリーンに集中し、応援すべきところでは発声する、という感じで非常にメリハリがありました。
私が行った回がたまたまそうだったかもしれないので何とも言えませんが、発声OKだからといってずっと隣の人としゃべってる、とかもなかったので、もしかしたら応援上映にはなんらかの暗黙のルールがあるのかもしれません。
とにかく会場にいる全員の協力により楽しい応援上映が成立していることはわかりました。
思わず笑っちゃうような声援があったりして、声援はあればあるほど盛り上がると思います。
でも初心者が声を出すのはやはりかなり勇気がいりますね。
私の隣の神々も含めた応援上映ベテラン勢のリードにより、初心者の私でも応援上映を楽しむことができたのだと思います。
注意する点があるとすれば、映画初見の方に応援上映は向かないということでしょうか。
声援が邪魔でセリフが聞こえないとかは全くないんですが、応援上映は「映画を観る」ことではなく「映画を観ながらみんなで楽しむ」ことが目的の「祭り」なので、映画自体を楽しみたいという方は、通常上映をご覧になった方が良さそうです。
私も帰ってから思い出されるのは大盛り上がりだった会場の様子や応援の声ばかりで、今回は映画の内容は全く頭に入っていませんでした。
というわけで、応援上映初心者の私の感想をまとめると以下の通りです。
①サイリウム(特別眩しいやつじゃなくてOK)マスト
③うちわコレクションお披露目&鑑賞会
④ぬい同伴推奨
⑤ゴールデンカムイグッズやアイテム持参推奨
⑥老若男女問わずひとりでの参加もOK
⑦周りはみんなゴールデンカムイファンという安心空間
⑧初見には向かないけど副音声が楽しめる
応援上映はゴールデンカムイが多くの人に愛されていることがわかる、とても楽しいイベントでした。
まだまだ追加上映があるかもしれませんので、機会があればぜひご参加ください!
前の記事に映画の感想を書きましたが、その後何度かリピートしたら、勘違いしてるところを多数発見。
記憶力が虫でお恥ずかしい・・・。
感想に修正を入れようかとも思ったのですが、それも合っている自信がないので、基本的にはそのままです。
初見ではそう思ったけど観返したらそうでもなかったな、と思うところもあるんですけど、それも含めて感想だと割り切ることにいたしました。
我ながら一貫性のない感想となっておりますが、ご容赦いただければ幸いです。
円盤が発売されたらまた改めて感想を書きたいと思います。
推しうちわ作って(?)みました