尾形お誕生日おめでとう。
当日お祝いできなくてごめん。
尾形の最期を描いた第310話「祝福」、衝撃でした。
ゴールデンカムイの登場人物ってみんな生きることに貪欲なので、尾形は殺されることはあっても、まさか自死するなんて私はこれっぽっちも思わなかったからです。
そこまで尾形を追い詰めた勇作さん、本当に恐ろしかった。
アシㇼパさんが「悪いことをするやつは自分を見られるのが怖い」と言っていましたが、ずーっと勇作さん(罪悪感)に見られていた尾形はさぞかし辛かったことと思います。
私は度々姿を現す勇作さんが尾形を救ってくれると信じていたんですけどね、全然違いました。
樺太でがんばってアシㇼパさんを説得しようとした尾形。
失敗した時の「やっぱり『俺では』駄目か」という言葉、あれは杉元を意識しているのかなと思っていたのですが、もしかしたらアシㇼパさんだけでなく、殺してしまった勇作さんへ向けたものでもあったかもしれません。
アシㇼパさんと旅をする中で「勇作さんを殺さない道もあったんじゃないか」もしくは「殺さなかったらどうなっていただろう」と考える瞬間があって、勇作さんと重なるアシㇼパさんに寄り添ってみたけど結局お前は信用ならんと言われてしまい、所詮自分には無理だったと「お前達」に銃口を向けた。
まぁアシㇼパさんは勇作さんみたいに尾形を愛しているわけではないし、そもそもの動機が不純ですからここでうまくいかないのは当たり前なんですけどね。
勇作さんを殺したことを後悔はしとらんと言ってたけど、アシㇼパさんの前ではつい素が出ちゃう自分を自覚していたと思うので、尾形はアシㇼパさんと一緒にいるの、心地よくもあり苦しくもあったんじゃないかなぁ。
自分のような精密射撃が得意な部隊を作ったらいいと上官に進言したこともあったようで、尾形だって自分のためだけに上等兵をやってたわけでもなさそうです。
人をいっぱい殺して自分は地獄行だと苦しんでいた杉元が「自分を好き」と言えるようになったのだから、尾形だってやり直すことができたかもしれない。
アシㇼパさんという光に照らされて杉元は救われたけど、尾形は殺されちゃったというのがやるせない。
もちろん野田先生の描かれた結末に文句はありません。
ゴールデンカムイは杉元佐一の物語だし、死によって尾形というキャラクターが完成したんだとも思います。
・・・でもやっぱり尾形には生きててほしかった。
そんな自分のために漫画を描きました。
ゴールは明確に見えていたので強引に完成までもっていきましたが、スキルが伴ってないので迷走しまくり大遅刻。(そのうち日付直します。)
色々不馴れで拙いですが、自分の最萌えは投入しました。
こんなことはあり得ない、と言われたら全くその通りです。
そして完成してみたらまぁまぁお下品で。
そんなつもりはなかったんですけどね・・・。
妄想100%の自己満足漫画ですが、そういうのでも大丈夫という方は、以下の注意書きをご確認の上お進みください。
・がっつり2次創作です
・金塊争奪戦後3年たったくらいのお話
・健全とは言い切れない内容を含みます(姉畑先生レベル)
・原作やアニメのイメージを損なう恐れがあります
・色々申し訳ない内容なので無断転載はしないようよろしくお願いいたします
妹の彼氏は好きじゃないけど、妹には幸せになってほしい兄様。
尾形カムイ、コタンの近くの森にいて、時々杉元のことあおりに出てきてほしい。
そしてたまにロシアに行ったり、なんならアメリカにも行っちゃったりして。
・・・と妄想は無限に広がるんですが、まぁ漫画というのは描くのに時間がかかるもんですね。