同時視聴会がなくなっちゃって若干物足りない気持ちで迎えた第四期二話目「繭」。
関谷の出てくるこのエピソードは杉元たちが樺太に行っている間に起こった出来事で、単行本だと18巻第171話「樺太アイヌの刑罰」の後半から第176話「それぞれの神様」の途中までとなります。
以下ネタバレ含みますのでたたみます。
いつもはちんぽ先生と呼ばれている牛山さんが怪人オベンチョとなって大活躍。
ところでオベンチョってどういう意味かなって調べたら方言だそうで。
この「オベンチョ」か「尻の穴のぞきジジイ」、もしくは両方が性的コンテンツに該当したのか、アマプラでは+16になってました。
ゴールデンカムイに出てくる言葉って固有名詞だったり感情表現のひとつとして普通に使っちゃいがちですが、本来の意味を忘れないよう気を付けたいと思います。
牛山さんの「ミイィ・・・」、私はもっとか弱い感じをイメージしてたんですけど、この意思を感じられる高めの「ミィー」もいいですね!
「めんこい坊主だ、ほれ、たかいたかーいッ!!」も漫画の表記とはちょっと違いますが、乃村さんの言い方が秀逸だったので私の脳内では漫画読む時もこの言い方に自動変換されてます。
こういう新たな発見があるからアニメ観るの楽しい。
今回も正気に戻った時との声の使い分けが本当に見事で、牛山さんのさらなる魅力を知ることができました。
牛山さんのスケーティングも素晴らしかったです。
でもこのゲロリってベースは下駄ですよね?
足元めっちゃぐらぐらするじゃん!
こんな不安定なものを履いてジャンプの踏み切りしたり着地したら足首ぐきってなりそうですけど、驚異の身体能力と体幹を持つ牛山さんはそんなハンディはものともしません。
ユーリ!!! on ICEもびっくりな華麗な滑りでした。
キラウシのマキリをお尻の間に挟む門倉さん。
サッポロビール工場編を読んだ後にここのシーンを確認しにきた人、私だけじゃないはずです。
門倉さん本当に役者ですね。
キラウシが大切なマキリをどこに隠すか聞いてるのに、ちょっと笑顔を浮かべつつ答えないのもいい!
ごまかすでもなく無視するでもなく・・・のらりくらりって言うのかな?
様々な修羅場をくぐり抜けてきた中で身に着けた処世術なのでしょう。
野田先生の描かれるミドルたちのこういう一面がキャラをより魅力的に見せている気がします。
牛山さんが桃につられてドブーって飛び込んじゃうシーン、勢いが伝わってくる上に湖の冷たさと透明度が感じられ、初めて読んだ時野田先生って本当に絵がうまいなぁって思いました。
だからアニメだとどんな風に描かれるか楽しみにしてたんですけど、残念ながら画面が暗い上に泡が邪魔で牛山さんの姿がよく見えない・・・。
いや勝手に期待した私が悪いんですけどね。
これらを確認するために単行本を読み返していたら、牛山さんの足がゲロリから大幅にはみ出していることに気付きました。
牛山さん当時の人にしては相当な大柄ですもんね。
普段履いてる靴も特注だったに違いない。
土方さんを探しに走る門倉さん。
キラウシに「ジジイ~!!」って呆れられてたけど、ここは土方さんのためにダッシュです。
門倉さんのお父さんって土方さんと一緒に戦った旧幕府軍だったと聞いてます。
門倉さんが土方さんのためなら看守の職を捨てることも毒を飲むことも厭わないのは、門倉さんのお父さん、または門倉さん自身が相当な恩義を感じることがあったからでしょうか。
そのエピソード、どこかで語られる予定だったのかしら。
門倉さんがここまでする理由、ちょっと知りたいですね。
スピンオフに期待します!
関谷って真面目なんですよね。
だから娘さんに雷が落ちたことにも理由があるはずだって考えちゃったんじゃないかと思います。
事故が礼拝の帰り道だったのも、なにか意味があると思ってしまった要因かもしれません。
でもどう考えても誰も悪くなく、防ぎようのない不幸な事故。
幼い娘さんに罰が下ったとも思えません。
・・・いっそ神様のせいにしちゃえば良かったんですよ。
しかし真面目で信仰心の厚い関谷にはそれができなかった。
門倉さんに神様って本当にいるのかね?って問いますが、これ、関谷自身が何度も自問したと思います。
結局答えは見つからず、自分で答えを作った関谷。
門倉さんが関谷の気持ちを代弁してくれましたが、苦しみながらもずっと信じていた神がいると確信できた関谷は満足したんでしょうか。
関谷に神の存在を証明してみせた形になった土方さんが、「よくわからん」と神様に興味がないってのがまたやるせない。
大切なものって本当に人それぞれですね。
ちなみに関谷が熱心な信者であっただろうということは、教会のカットと「日曜日の朝」というセリフから推察できました。
もうね・・・野田先生が神。
第四期もカッコいい土方さん。
私は土方さんて結構カサカサしているイメージなんですが、今期のアニメはつやっとしていて若々しいですね。
最初は単なるおじいさんだと思ってたんですけど、今やすっかり大ファンです。
アニメ公式サイトに、運命の選択が体験できるゲームがあったのでやってみました。
結果は
やったー!
次のお話
ひとつ前のお話