金曜日(尾形の日)の夕方に、ゴールデンカムイ展、再訪してきました。
2回目だったので会場までは迷わず行けましたが、到着してびっくり。
時間指定のあった前回とは比べ物にならないくらいの長蛇の列!
並び方は日によって違うかもしれませんが、会場前にある水場(噴水かな?)を囲うように4重くらい人の列ができている状態で、待ち時間は2時間弱。
そろそろ駆け込み需要が増えると聞き平日に行きましたが、それでもこの盛況ぶり。
開催期間がそもそも短すぎたんじゃ・・・?と思わないでもないですが、主催者側も予想以上の集客に驚いているかもしれないですね。
前回は女性が多かったですが、この日は老若男女のゴールデンカムイファンが集っていました。
入口のQRコードを見せるために並ぶスペースに「ご鑑賞にあたっての注意事項」という案内が貼ってありました。
これ前回行った時もあったのかな・・・全然気付きませんでした。
二階堂がかわいい。
尾形の色紙もらいました。
顔色が良く、元気そうな尾形が見れて嬉しいです。
今回は原稿とカラーイラストをじっくり見ることを目的にやってきましたが、やっぱりすてき。
何度見てもため息しか出ない。
原稿は、電子版を拡大するのと、大きく印刷されたのを見るのとは全然違うもんですね。
勢いがあって迷いを感じない線。
キャンバスに線が引かれた瞬間、キャラが浮き出てくるんだろうなぁ・・・。
原稿を展示物として見ていて、これが先生の絵が魅力的で迫力のある理由なのではないかと思ったことがありました。
それが25巻第245話のこのシーン。
不死身の杉元に一歩も引かず、むしろ押し気味の土方さん。
土方さんの気迫に杉元だけでなく見ているこっちも圧倒されちゃうシーンですが、よく見ると土方さんの刀が杉元の軍帽にめりこんでいる!!
この描写に気付いている人には視覚的に、気付かない人(私)にはその潜在意識に働きかけ、「すごい迫力!」と思わせているのかも。
きっとこういう演出、作中にたくさんあるんだろうなぁ。
そしてそれがあからさまでないところに野田先生の美学を感じます。
深読みし過ぎなのかもしれないけど、「これってもしかしてこういうこと?」という発見をして、ひとりニヤニヤするのが楽しい。
だから何度も読み返しちゃうんですよね。
前回辛くて駆け足で通り過ぎてしまった撮影禁止エリアの原稿も、今回は目をそらさずしっかり見てきました。
先生はフルデジタルで描いてるとのことなので、この額に入っている原稿は入稿データを印刷したものってことですよね。
それなら同じものを複数作ることは可能なのでは・・・?
野田サトル記念館設立が実現したら、受注販売してほしいです!
会場を出た後、連載が終わってしまったことを思い出し、また少し悲しい気持ちになってしまいました。
惜しまれるくらいがちょうどいいって野田先生おっしゃってたけど、やっぱりもっとみんなを見ていたかったなぁ。
・・・本当に往生際が悪い読者です。
展覧会はとても素晴らしいものでしたが、諸般の事情で会場に来れないという方もいらっしゃると思います。
これは野田サトル記念館、建てるしかないですね!
並んでいる時に、暇つぶしに読んで下さっている方が今この場にいらっしゃるかも・・・とちょっと思ったゴールデンカムイ展レポ1。
お役に立ってたら嬉しいです。