ゴールデンカムイだらけ

ゴールデンカムイにおける自分的萌えポイントを書いたり描いたりする二次創作ブログです。

ゴールデンカムイ第307話

ゴールデンカムイ第307話「ちんぽ先生」。

本誌の内容にふれているのでたたみます。

 

 

先週はなんだか辛気くさい記事を書いてしまったのに、読んでいただきありがとうございました。

全然自覚なかったんですけど、いつの間にか土方さんと牛山さんの大ファンになってたみたいで・・・。

これまでいろんな新撰組や土方さんを見てきたけれど、そんなにはまったことないので完全に油断してました。

この一週間、アニメみても漫画読んでも土方さんと牛山さんが出てくるとうるっとしてしまってダメダメでした。

今週は心の準備をして挑んだんですけど、表紙のタイトルを見て「あぁ・・・」と早々に声がもれてしまいました。

 

 

ちんぽ先生とお嬢 武道家牛山辰馬

手投げ弾からアシㇼパさんを守るため自らの身を犠牲にした牛山さん。

爆風がおさまってアシㇼパさんが顔を上げると、左半身に大きなダメージを負ったちんぽ先生の姿が。

それこそ腕のひとつくらい吹っ飛んでも命だけはと祈る気持ちでしたが、背中からも血が出てるので、これは肺とか心臓とかも損傷してそうな重傷。

そんな状況でも、ちょっと強い風が吹いたな、くらいのテンションで軽くため息つきながらアシㇼパさんに怪我はないか聞きますが、見ればわかるのに聞くってことは多分目が見えてないから・・・涙。

 

この正座、手の置き方、これ武道家の座り方ですよね。

以前に家永に「あなたの完璧はいつだった?」と聞かれたことへのアンサーが、「いまだよ・・・いま」。

やっぱり牛山さんの完璧は過去のいつかではなかった。

確かに年齢と共に身体は衰えていくかもしれないんですけど、武道って身体能力だけじゃないし、「道」っていうくらいだから、歩き続けていれば昨日の自分より一歩でも前に進んでいるはず。

己に向き合う稽古をしてきた牛山さんが、アシㇼパさんを守ったこの瞬間が自分にとっての「完璧」だと言うのなら、それは間違いないでしょう。

五稜郭でアシㇼパさんのことを心配してたけど、アシㇼパさんが一緒に行きたいと言った時、それなら絶対守ろうって決めてたのかな。

正面に礼の体勢で倒れたちんぽ先生。

牛山辰馬、最期まで武道家でした。

 

 

有能すぎる月島軍曹

この混乱に乗じて矢筒を確保してたなんて・・・月島、なんてできる男なんでしょうか。

しかも左手ぶらーんってなって、右脇腹になにか刺さってる状態で!

矢筒抱きしめてたアシㇼパさんが牛山さんに駆け寄ったそのちょっとした隙に座席の下からさっと取ったんでしょうね。

勘の良さそうな白石がそばにいたというのによく気付かれなかったもんです。

最終的には牛山さんも倒したし、月島軍曹最強じゃないですか。

命をかけて取ってきた矢筒を、屋根の上からシャバと覗き込む鶴見さんに渡します。

上がってこいと手を差しのべる鶴見さんに月島が手を伸ばしますが、鯉登さんがこれを止めます。

上がったら死ぬぞと。

「鶴見さんについていく=死ぬ」ってはっきり言っちゃった。

もう早口の薩摩弁ではなく、さらに鶴見さんに意見までした鯉登少尉。

月島は十分働いたから、もう解放してあげてくれと言われた鶴見さんの表情が黒塗りで全く見えません。

ここのやりとり、もー野田先生の絵がうますぎて。

鶴見さんが何を考えているか全然わからないまま、ここは一旦引いたように見えます。

ところで鶴見さん、ひとり?

尾形は?

まだ屋根の上にいる?

車内に移動した?

馬で追いかけてきた新八さんと夏太郎を指しているのかどうかは不明ですが、「今日ここで奴らとケリを付けてやる」と鶴見さんは宣言します。

いうことは、勝算があるということですよね。

月島には振られちゃったけど、鶴見さんは尾形というカードを手に持っているのかなぁ。

 

 

矢筒の中身

兵士の戦力を大幅に削ってくれたヒグマですが、このままでは自分の身も危ない。

これまでの経験から、ヒグマには毒矢が一番効果的と学習している杉元がアシㇼパさんを頼って戻ってきました。

「毒矢でやっつけて!」「早く毒矢出してッ!」ってこの言い方がまた・・・。

これまで黙々と人を殺していたのに、急にお母さんなんとかして!と助けを求める子供のようです。

杉元、アシㇼパさんの前では素の自分になっちゃうんですね。

 

権利書入れるのに矢筒からっぽにしたと思ってたんですけど、毒矢が残してあったとは。

もしかして不用意に開けると毒矢が刺さる仕掛けになってるとか?

いやそもそも今も矢筒に権利書入ってるのかな・・・。

権利書の隠し場所鶴見さんにバレてるってわかってるのに、そのままにしておく?

アシㇼパさんが知らないうちに、白石が抜き取ってたりして。

それか月島が権利書を持ってる可能性もあったりしますか?

鶴見さんを信じてはいるけど、最後に自分が一緒にいるならその時渡せばいいから、一応保険かけとくか・・・みたいな。

権利書、最後の切り札ですもんね。

いや別に予想して当てようとかそういうのじゃないんです。

大体当たったためしないですし、当たったからどうということもない。

でも考えを書いて消化していかないと、ずーっとゴールデンカムイのこと考えちゃう。

ま、すぐにまた次の燃料が投下されるんですけどね!

この場には(多分)尾形もいて、毒矢もある。

また何かが起こりそうです・・・。

 

 

最後の侍 土方歳三

鶴見さんをとりあえずかわしてほっと一息の鯉登さんの横を、倒したはずの土方さんが通り過ぎます。

歴史上の偉人の最期が意外とあっけないものだったというのはよくある話なので、正直土方さんもそうなのかなって思ってました。

それはそれでリアルだけど、土方さんが誰にも看取られず死ぬなんてやっぱり悲しすぎるなぁと先週からどんよりしてたんですが、さすが五感震えまくりのエンターテインメント。

ゴールデンカムイの土方さんは、まだ走れました!

野田先生ありがとう!!

この若い頃と今と入れ替わりながら進んでいく土方さんめちゃくちゃカッコいい。

土方さんが兵士を斬るのを、杉元、アシㇼパさん、白石の三人が驚きながら見ている構図も最高です。

これ完全に読者の視点ですよね。

この場にいたら、私も杉元と同じ顔してました。

屈強な兵士たちを倒してきたヒグマに、和泉守兼定を振るう土方さん。

これがあるから鯉登さん刀これに持ち替えないで行ったのか・・・。

新八さんと夏太郎も追いつきそうなので、土方さんが走り抜ける姿をみんなと見届けたいと思います。

 

 

「ちんぽ先生とお嬢」

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泣きながら描く。時間かかる。

杉元はアシㇼパさんが牛山さんになついてるの特になんとも思ってなさそうですが、ちょっと目が死んでる時あるかなって思います。多分気のせいです。

気のせいなのはわかってるけど、おもしろくなさそうな杉元も見てみたかったです。

 

次のお話 第308話「似た者同士」

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ひとつ前のお話 第306話「特攻」

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